「第30回 かながわ夢絵コンテスト」に、全校の子どもたちの作品を応募してくださった横浜市立二つ橋小学校。その数 433点!学校全体で取り組まれた今回の参加について、校長先生にお話を伺ってきました。
お話を聞いた人:横浜市立二つ橋小学校 校長 山崎 真紀子 先生
「未来の学校」をテーマに夢絵を描く
山崎校長先生:2025年度は、本校にとって60周年という節目の年です。60周年の企画を考える中で図工の先生たちが夢絵コンテストを見つけました。子どもたちに今も、卒業した後も、この学校への愛着を持って欲しいなという想いがあり、「未来の学校」をテーマにして参加することにしました。
私としてもコンテスト参加といっても賞をとるのが目的ではなく、全校で応募するということがひとつの記念になるかなという想いと、参加賞にも一人一人に賞状が付くということを知って参加したいなと思いました。
―「すべての作品に賞を届けたい!」という想いから、参加賞のミニスケッチブックは一ページ目が賞状になっているのです。ご参加のきっかけになり、とてもうれしいです。
夢絵コンテストの他にも周年の企画に取り組んできました。今回の60周年行事をする中で、学校の教育目標である「子どもたちの主体性」や「人と関わる力」を育んでいきたいと思っていました。子どもたちが自分で考え、動く経験をしてもらうため、前年のうちに児童から「60周年プロジェクト」の実行委員を募り子どもたちが中心となって、さまざまな取り組みを主体的に進めていきました。
―行事を通して、思い出だけでなく子どもたちの成長に繋げているのが素敵ですね!
全校で参加したからこそ、みえてきたこと
―今回、「未来の学校」を描くために先生方からどのような声かけをされましたか?
山崎校長先生:やっぱり急に大きな画用紙に描こうとしても戸惑う児童もいるので、ワークシートを使って、まずは自分の想いを書いてみるというところから始めました。
低学年の児童は、先生とおしゃべりをしながら、「未来にはどんな学校になっていたら楽しいかな?」と想像を膨らませて描いていきました。描き始めると、夢中になって絵の具をつけすぎて紙が破けちゃうなんてこともあり、苦戦しながらも一生懸命に描き上げていました。
6年生まで見ていく中で、「自分のこうしたい、こうして欲しい」という個人の想いから、地球や環境、さらには人々の心の変化へと視野を広げた未来への作品がいくつも見られました。全校で描かれた作品を見たことで、6年間という時間の中で、「自分のため」から「誰かのため」へと想いが変化していることに、子どもたちの成長を感じました。
―子どもたちの絵から学校目標の「人と関わる力」が子どもたちに育まれていることがわかりますね。
夢を持つために積み重ねる体験
―子どもたちが未来や夢を持つことに対して校長先生の想いを教えてください。
山崎校長先生:最近は暗いニュースも多く、「未来」という言葉に対する期待感が、私たちが子どもだった頃とは少し違ってきていると感じます。インターネットの普及により、多くの情報を簡単に知ることができるので、「自分で体験する前に、知った気になってしまう」ことも増えて、夢をみる前に諦めてしまったり、現実的なことを考えすぎていると思います。
小学生のうちは、人の目を気にしすぎず、思いきり夢を見て、想像して、ワクワクしてほしい。そのためには、小さいことでもやりたい!と思ったことを実現させていくという体験を積み重ねていかないと、自由に発想したり、夢を持ったりということに繋がらないかなと思っています。小学生の間にした体験は心に残るはずなので、その体験を地道に積み重ねたいなと思っています。
―本日は貴重なお話、ありがとうございました。
子どもたちが描いた作品は廊下にずらりと並べられ、まさに圧巻でした。1つ1つ作品を見ている中で、空や宇宙を描いた作品が多いことに気づいた校長先生から「未来を考えると、自然と上を向くからかもしれませんね」と、ぽつり。その言葉から、子どもたちの未来が希望に満ちていることを強く感じ、事務局スタッフも深い感動を覚えました。
改めて、かながわ夢絵コンテストにご参加いただいた二つ橋小学校のみなさん、本当にありがとうございました。
そして、創立60周年、おめでとうございます!




